新城方面攻城

2003年12月14日 城跡散策
今日は昼から新城方面に古城探索に出かけました。メインは臼子歌舞伎でも有名な臼子城址と欠下城址。奥平家臣であった佐宗氏の居城。永正年間築城の山城で、曲輪、井戸なども残っています。城代となったと伝わる奥平久嘉(休可)信秀なる人物が付近に移り住んだと言われますが、地元の方に尋ねてもそのあたりは不明でした。兵法者であったと伝わりますので、剣豪上泉信綱の弟子であった奥山休賀齋とダブって見えてきて興味深いです。
ただ菩提寺でもあった円通寺が平成に入ってから焼失したのは非常に残念なことです。

欠下城址は古刹勅養寺の北東に位置し、青年道場の建物が頂上に建っています。明確な遺構はありません。当城の記録がなく、城主も不明です。ただ気になるのは勅養寺東南の丘の方でした。竹林の伐採がなされたため、剥き出しになり、明らかに人為的な地形であることがわかります。頂部の削平地は一部畑化しており、改変もかなり受けているようですので、城址の遺構かどうかの判断は難しいと思われますが、非常に気になりました。西端には五輪塔の残欠部分が祀られていました。東部の谷に面した側はいくつかの腰曲輪に似た削平地箇所が認められ、実地調査や現地の聞き取りが必要かと思われます。

〔本日の攻城〕
臼子城址、奥平久嘉屋敷址、欠下城址、徳定城址、大野田城址、下り地城址、嶋田氏陣屋址

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