今日はハードな出張終了後、夕方から田原市内を1時間ほどかけて散策しました。

?まず、道の駅(めっくんはうす)から程近い場所に位置する青津村古城址へ。上堀池辺りが跡地らしいのですが、遺構はありません。田圃の中の宅地に囲まれた墓地(栄杉寺址)にある碑だけが城址だったことを物語っています。城主は佐脇刀禰太夫とありますが、佐脇城主であったはず。当地を領していたのは本当らしいのですが、城館的なものだったのでしょうか。

?続いて、大草町前田の一色七郎館址へ。大泉寺東部の畑地に位置しますが、遺構らしいものは見当たりません。館址の説明板と一色七郎の墓跡の石碑が建っています。墓は昭和40年に長興寺の戸田氏墓地に移されています。
一色七郎政照は渥美郡代だったのですが、応仁の乱後、新興の戸田宗光に職を譲り、ここで隠居生活をしていたと言われます。没後に戸田氏が
館跡地に寺(宝憧寺)を建て、菩提を弔ったところをみると、関係が良かったのか、戸田氏側にやましさでもあったのか・・・。いずれにしてもかなり配慮していたようです。

?最後は田原市大久保の長興寺へ。元禄期復興の山門をくぐってしばらく進むと、本堂がある境内に至ります。境内を出て、西側が墓地です。ここにある戸田一族及び一色七郎の墓参を済ませました。墓地前には系図や墓石の説明板などがありました。

コメント