息子と探検
日曜日は、とある学習会に出席する予定でしたが、息子の希望で妻が交替して出席することになりました。朝から晩まで息子を抱っこしたり一緒に遊んでやったり、つきっきりの1日でした。
自殺企図があり、5ヶ月ほどにわたって目が離せなかった息子もやっと落ち着きを取り戻してきました。先日息子の方から「お父さん、一緒に探検に行こう!お城でも良いよ。だけど温泉もね♪」と言ってくれたときには思わず涙が出てきました。
通院を続けながら大量の薬に頼っている状態ではありますが、ここまで落ち着いてくれたことに感動しています。最近やっと枕を高くして寝られるようになりました。
息子は人ごみの中は無理ですから、どうしても人が余りいない公園とかしか行ける場所はありません。基本的に息子は外出が嫌いですが、私と探検?することは好きみたいです。医師に相談しながら徐々に外に連れ出すようにしていきたいですね。
5年前幼稚園時代は山登りばかりしていた息子も、しばらくぶりの茂松城跡の低山ハイク(たいした登頂ではありません)で息があがっていました。下山後、母親が持たせてくれたお握りを美味しそうにほおばっていました。行きつけの立ち寄り湯にももちろんゆっくりつかってきました。

コメント

nophoto
kourei
2006年11月30日14:59

息子さんと共に散策、大変いいですね。
私も実は子どもの頃、母が亡くなった関係からか多少不安定になった時期があり、社会科教師だった父に連れられてあちこち散策することになりました。
私は古代が好きなのに対して父は城好き。
「わしは戦国武将の生まれ変わりだ!」というのをよく聞かされました。
幽霊?も特に怖いと思わない、乗り物酔いもしない私が、唯一弱いのは人ごみの中。
人にだけ酔ってしまいます。でもヒマがあると家にいるのはイヤなアウトドア派な私です。

倉次郎
倉次郎
2006年11月30日23:19

Koureiさん こんばんは!
お父様お城好きだったんですね!「戦国武将の生まれ変わりだ!」は楽しいですね!お城好きの方は、自分でもそう思っているかもしれませんね。私も含めて(笑)。
ちなみに妻はお父さんには絶対武将の霊が憑いている!なんて言います。

私は社会科教師だった父親と一緒に貝塚や古墳を行くようになって、歴史散策にはまり始め、やがて城好きになりました。父親は東南アジア史や日本近世史が好きだったようで、旧街道を一緒によく歩いた記憶があります。
でも私はその後、中世史にどんどん傾いてしまい、一時期社会科教師をやっていました。

将来は息子とともに田舎に引きこもるつもりです。障害のある息子にとって自立した生活は望むべくもないので、一生付き添って面倒を見ていくことになります。でも、たまには男2人で城跡巡りに行きたいものです。

私も幽霊は怖くない?ですが、高所が苦手です。ですからお城の天守には長居できないのです(笑)。

Rin君
Rin君
2006年12月1日23:57

この記事を拝読し、真っ先に、
大江健三郎氏の光さん(イーヨー)との日々を綴った一連の作品群に思い至りました。

自己紹介が遅れましたが、
私も日々障害児教育に携わるものとして、
そもそも「障害」ってなんなんだろうなどと考えつつ、
私自身、軽度発達障害圏内であるとの指摘も受けつつ、
悪戦苦闘の毎日です。

未だ親でもない自分には、
「障害児」の親御さんのご苦労が理解できる由もなく、
様々な葛藤の中で、なんとかそれを乗り越えようとされている親御さんの姿に、
頭の下がる思いでいます。

ちなみに私も、行く末は田舎に引きこもりたい人間です。
どうも、都会、特に、ビル群などに迷い込んだ日には、
我ながら理不尽な被害妄想にかられつつ、
「土、なんでもいいから土に触りたい…」などと呟いてしまいます。

倉次郎
倉次郎
2006年12月2日2:04

こんばんは!Rin君さん
ご来訪、コメントありがとうございます♪
そうでしたね、Rin君さんは学校勤務をされていたんでしたね。日々たいへんだと思いますが、どうか頑張ってください。
私は遠い昔に学校とは縁遠い存在になりましたが、児童や生徒との関わりはいまも避けられません。ここ数年は息子を通じて障害についていろいろと考えさせられました。いまは息子の障害を個性として捉えるようにしています。息子が光さんのような才能を開花できればよいのですが・・・。

殺伐とした職場ですので、定年まで勤めたらリハビリ期間が相当かかりそうなので、私は早めに山に帰ります(笑)。